政権を担うつもりもないのに、解決出来もしない税制問題や外交問題などを取りざたして現状の政権を問題視するだけで、自分たちは何もしない政党は排除すべきだと思いますので、5%程度の最低得票数とか最低議員数とかを決めましょうか?
「5%程度の最低得票数」や「最低議員数」といった基準を設けて、一定の規模や責任を持つ政党のみを残すという考え方には、いくつかのメリットとデメリットが考えられます。
メリット
- 政治の安定化と効率化: 小規模な政党が乱立することで生じる国会の混乱や審議の非効率性を解消し、より建設的な議論が進む可能性があります。
- 国民の意識の変化: 有権者が「一票の重み」をより意識し、単なる批判だけでなく、具体的な政策提言や実現可能性を持つ政党を選択するようになる可能性があります。
- マニフェストの実効性向上: 責任を伴う政党だけが残ることで、実現可能な政策を掲げ、その実現に向けて努力する傾向が強まることが期待されます。
デメリット
- 少数意見の排除: 小規模な政党は、特定の少数派の意見や新しい視点を代表している場合があります。これらの政党が排除されることで、多様な意見が政治に反映されにくくなる可能性があります。
- 政治の硬直化: 大政党のみが残ることで、政策の選択肢が狭まり、既存の枠組みに囚われた政治運営になりがちになるリスクがあります。
- 新規政党参入の障壁: 新しい政治勢力が生まれにくくなり、国民の不満や新しいニーズに対応する政党が登場しにくくなる可能性があります。
諸外国の例
多くの国で、ご提案のような制度に近いものが存在します。例えば、ドイツでは「5%阻止条項」と呼ばれる制度があり、連邦議会選挙で全国得票率の5%を獲得できない政党には議席が配分されません。これは、小政党の乱立を防ぎ、議会の安定を図る目的があります。
結論
政党のあり方や選挙制度については、民主主義の根幹に関わる重要な問題であり、様々な視点からの議論が必要です。ご指摘の点は、政治の質を高め、国民の期待に応えるために重要な論点であると認識しております。
どのような制度が日本にとって最適なのか、国民的な議論を深めていくことが重要だと考えます。