なぜ人間は自分たちを可哀想な被害者だと思い込むことで他者を激しく攻撃してしまうのか?学校の歴史の授業では絶対に教えてくれない、世界中で起きている記憶の都合の良いすり替えと終わらない争いの本当の原因を暴く禁断の書

最近のニュースを見ていて、どうして国同士が何10年も前のことでずっと怒り合っているんだろうって疑問に思ったことはないかな。あっちの国は謝罪を求め続け、こっちの国は解決済みだと反発する。そんな終わりの見えない言い争いの裏側に、実は人間のとても恐ろしい心理が隠されていることを教えてくれる本を見つけたから紹介させてほしいんだ。それが『犠牲者意識ナショナリズム国境を超える「記憶」の戦争』という本なんだ。
この本が暴いているのは、自分たちをかわいそうな被害者だと強く思い込むことで国全体がまとまり、さらには相手をどれだけ攻撃しても自分たちは正義だと勘違いしてしまう心の仕組みだよ。人は誰でも、自分たちが過去に悪いことをした歴史からは目を背けたくなるよね。その代わり、自分たちが深く傷つけられた記憶ばかりを大きく育てて、次の世代へと引き継いでいってしまう。そうやって都合よく作られた被害者としての記憶だけが独り歩きすることで、国と国の間に決して越えられない見えない壁ができあがり、永遠に争いが終わらなくなってしまうんだ。
難しい政治や思想の話だと思うかもしれないけれど、中学生の歴史の授業では深く踏み込まないような記憶の作られ方について、日常の言葉でとても分かりやすく解説されているんだよ。ネットやテレビで毎日流れてくる国同士の対立のニュースも、このどちらがよりかわいそうな被害者かという競争なんだと見抜けるようになると、今までとは全く違うクリアな景色が見えてくるはずだよ。
誰かが意図的に作ったストーリーに流されて、顔も知らない相手を無意識に憎むようになるのってすごく怖いことだよね。誰かに思考を操られることなく、自分の頭で世界のリアルを見極める力をつけるためのヒントが、この本にはたくさん詰まっているんだ。今の世の中の空気に少しでも違和感を持っているなら、ぜひ読んでおくべき大切な1冊だと思うよ。






















